先日、定期的に受けている歯科検探索四十診に行ってきました。結果は「問題ないですね。だいじょうぶです＾＾」ということで、ホッとしました。最近は、歯医者さんもコンビニより多いくらいらしくずいぶんとサービスが良いところが多くなった気がします。いま通っているところでも、歯科衛生士さんが、歯磨きができていないことを上から目線で注意する感じもなく「もう少しこうするといいですね（にこっ）」というように言ってくれます。

けれどひと昔前は違ったように思います。結構エラソーな（笑）ところが多く、そういうところの衛生士は「ここが磨けてませんね。こちらもダメですねー」という風にダメ出し的な言い方をしてくることが多かったようです。私も以前に通っていたところでは、何度もそんな風に言われて正直いい気持ちはしませんでした。自分では一生懸命歯を磨いているつもりなのに、「もっとちゃんと磨いてください」「しっかり磨いてください」と言われるばかりでした。

ところが、です。ある時に新しくかかった歯探索四十科で、少し違うことを言われました。そこでは、私の歯と歯ぐきの現状の何が問題なのかということを説明してくれて、そのうえで普通の歯ブラシで磨くだけでなく、歯間ブラシをつかってこのようにこうして磨いて下さい、と分かりやすく説明してくれました。なるほどと納得した私、その日から言われた通りに磨き始めました。すると歯の状態も歯ぐきもみるみる良くなり、今に至ります。

思えばおかしな話です。これまでに言ってきた歯医者では「ちゃんと磨け」「しっかり磨け」というだけで、「じゃあ、ちゃんと磨くというのはどうやるのか」というのを何も教えてくれませんでしたし、歯間ブラシの「し」の字も話に出てきませんでした。

私たちの普通の暮らしや仕事の中でも、こういうことは意外に多いのかもしれません。つまり、単に精神的な叱咤激励をするだけで、具体的な方法をちゃんと伝えていない、ということです。自分の部下や家族が思うように動いてくれないとか、対応探索四十してくれないと言うようなときに、ひょっとしたら「どうすればいいのかをちゃんと話していなかった」のではと考えてみることには価値があるように思えます。